1月30日(土)、第5回こどもセンターチャレンジ教室 ロボットの元祖 からくり人形がやってくる!~からくり人形実演&人形劇「君が弁吉だ!」上演&ミニ工作教室~ を開催しました。
今回は金沢工業大学ロボティクス学科佐藤研究室のみなさんによる人形劇とミニ工作教室、石川県金沢港大野からくり記念館館長の寺西一栄さんによるからくり人形の実演と3部構成の盛り沢山な内容です。
2回実施し、合計47名の野々市市内親子のみなさんが参加しました。
まずは金沢工業大学ロボティクス学科佐藤研究室のみなさんによる人形劇です。
「加賀の平賀源内」「加賀のダ・ヴィンチ」と呼ばれた幕末の発明家「大野弁吉」について、弁吉ならぬ「ペン吉くん」が主人公となり、子供たちにわかりやすく楽しいお話で教えてくださいました。かわいらしいお人形とその動きに子供たちも興味津々。食い入るように見つめていました。
人形劇の後はお話の中に登場した物を作ります。
第1回目はテコの原理を応用して作る竹の「かえる」、第2回目ゴムの特性を応用して作る紙コップの「ウサギ」です。どちらの工作も微調整で動きが変わる、簡単でいて繊細な、奥の深い工作でした。
さすが、工大のみなさんが考えてくださった、すばらしい内容でした!
工作の後は、大野からくり記念館館長の寺西さんの実演です。
今回は茶はこび人形と段返り人形の2つのからくり人形の実演があり、普段はなかなか見られない、茶はこび人形の中身も見せていただきました。
一見普通のお人形に見えるのに、着物の中をみせてもらうと、木で作られた精巧で複雑な構造になっていて、驚きました。ぜんまいで動くお人形で、館長さんがお人形のぜんまいを巻きます。
お友達がお客さんになり、お人形が動いて運んできてくれたお茶碗を受け取ってもらいました。するとお人形の動きが止まり、またお茶碗をお盆におくと動きだし帰っていきます。どういう仕掛けなのでしょう? 不思議に思いながらも自然とみんなから拍手が!
江戸時代から伝わる匠の技を間近で見られ、貴重な経験をここ野々市でできるとは感激しました。
ご参加いただいたみなさん、からくり人形の実演をしていただいた、大野からくり記念館館長の寺西さん、楽しい人形劇と工作教室をしていただいた金沢工業大学佐藤研究室のみなさん、ありがとうございました。
皆さんのご協力のおかげで、楽しい教室となったこと、心からお礼申し上げます☆